この記事では、水泳競技の種目の1つである「シンクロナイズドスイミング」が「アーティスティックスイミング」に名称が変わりました。舌を噛みそうな言葉ですが、なぜ変えたのか、どんな意味が込められているのか、海外の反応もまとめています。
アーティスティックスイミングって?
2017年まではシンクロナイズドスイミングと呼ばれていました。
2017年7月22日、国際水泳連盟(FINA)が種目名を「シンクロナイズドスイミング」から「アーティスティックスイミング」に変更すると発表しました。
略称は、「アーティスティック」と「AS」です。
言葉の意味
「アーティスティック」とは、英語で「artistic・芸術の、芸術的な」という意味の外来語です。英語のart(アート・芸術)、artist(アーティスト・芸術家)の形容詞形となります。artisticには、「芸術の」という意味の他に「趣のある、優雅な」という意味もあります。「趣のある」とは、人の情感に訴える雰囲気であること、「優雅」とは、上品で気品のあるさまという意味。「アーティスティック」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説
なぜ変えた!
「曲や人に同調することを意味する「シンクロナイズド」が芸術性を求める演技にふさわしくないため」だそうです。
同調性を意味する「シンクロナイズド」の語が、ソロと混合種目にはそぐわないともいわれています。
同調性より一層、芸術性に重きを置く、種目に変わっていくってことでしょうかね。
「男性の参加も推進して行く為にイメージを一新」との報道もありますが、将来は男性の種目もできるんでしょうか。
これに呼応して日本水泳連盟(JASF)も2018年4月1日から種目名等を「アーティスティックスイミング」に一斉に変更しました。
海外の反応と呼称の歴史
海外の反応
気づくのが遅く、変更当時の情報は見つかりませんでした。
呼称の歴史
一番古いと言われる記録では、1892年にイベントとしてイギリスで行われ、男子のスポーツとして「スタントスイミング」と呼ばれていました。
1900年頃のドイツでは、「アーティスティックスイミング」と呼ばれていました。
カナダからアメリカに広がり「ウォーターバレー」と呼ばれるようになり。
1934年のシカゴ万博で「シンクロナイズドスイミング」と名付けられました。
参照:シンクロの歴史
以後、競技・名称ともに「シンクロナイズド・スイミング」として、慣れ親しまれるようになりました。
85年ぶりに、競技の発祥の頃の名称に戻ったということですね。
感想
情報収集した限りでは、団体や選手たちの多くが反対の声を挙げていると思いました。
少々しゃべりにくい言葉ですが、慣れて、定着していけばいいですね。
スポーツの種目も進化していますから、内容にマッチした名称に変更することは、これからもあるでしょうが、決め方が素人目には強引に映りました。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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