東京オリンピックのマラソンの代表選考。最後の1枠をめぐって男女ともに熾烈な戦いが、繰り広げられています。MGCで3位か、日本陸連が設定したタイムを上回った最速の選手が選ばれることになっています。
今回は、そんな好記録を叩き出すのに必要とされている、マラソンのペースメーカーについて、何人いるのか、どこまで走るのか、完走してもいいのかなど素朴な疑問を解消するために、調べてみました。
マラソンのペースメーカーは何人いるの
国際マラソン大会のような大きな規模だと、
通常は 3人程度 が起用されます。
大会の主催者によって決められるので、大会によってペースメーカーの人数は異なります。
何人とか、何人までといったルールはないようです。
どこまで走るのか
ペースメーカーに課せられる距離は
25㎞から30㎞
が多いようです。
しかも、1㎞3分目途にした正確な走りが求められているようです。
決まりは特になく、大会ごとに、大会の主催者とペースメーカーとのあいだで交わされる契約内容によって異なりますね。
参加者個人同士の同意や契約でペースメーカーを担うこともあります。
完走してもいいのか
契約によって決められた、ペースメーカーの役割を終えた後は、走り続けて完走してよい場合と完走が許されない場合があります。
完走してよい場合は、自分や他選手の調子、レースの展開によっては、ペースメーカーが自ら優勝しても構いません。
以下に、ペースメーカー自らが完走した上に、優勝された大会を載せておきます。
ペースメーカーが完走し優勝したマラソン大会
1994年 ロサンゼルスマラソン 完走して優勝
1994年 フランスマラソン 初出場の選手が完走して優勝
2000年ベルリンマラソン 完走して優勝
2001年シカゴマラソン 完走して優勝
2003年ベルリンマラソン 完走して第2位 優勝者と1秒差
2017年バルセロナマラソン 完走して第1位、第2位を独占
まとめ
ペースメーカーの基本的なこと。人数やら、完走するのもいい場合があるなどよくわかりました。
ペースメーカーは、自身の実力を試したい人に打って付けではないかと思いました。もちろん、その役割が果たせるだけの実力がないと、なれませんけどね。
選手を追い抜いて優勝できるほどの実力が・・・。
今後、放送されるマラソン大会では、ペースメーカーはどの選手なのか、どんな走り方でレースを引っ張っているのか、よーく観察してみたいものです。
これで、別の視点からマラソン大会が楽しめそうです。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)