棋士藤井聡太9段のもつタイトル。今回は、王位戦の賞金額がいくらなのか、持ち時間などのルールについてまとめてみました。2023年年4月 更新
王位戦とは
将棋の8大タイトル戦(竜王戦・名人戦・叡応戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦)のひとつです。
タイトル戦としての序列は4位となります。
主催者は、ブロック紙3社連合(一般的には北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社)と、神戸新聞社、徳島新聞社
※将棋の世界では、便宜的に5社合わせてブロック紙3社連合と表記することもあります。
王位戦の賞金額
賞金額 700万円から 1000万円
あくまでも、推定額です。以下参考サイトのURLを載せておきました。
https://matome.naver.jp/odai/2149713327069848301
https://misojinn.com/title-money/
※賞金額に関する「日本将棋連盟」の公式見解。
現在、公開しているのは竜王戦と朝日杯将棋オープン戦、マイナビ女子オープン、リコー杯女流王座戦のみとなっております。それぞれのページに公開されている金額を記載しておりますので、ご参照ください。それ以外の棋戦は非公開とさせていただいております。プロ棋戦の規定等について|よくある質問|日本将棋連盟
王位戦の持ち時間などルール
予選と挑戦者決定リーグと挑戦者決定戦によって挑戦者が決まります。
王位と挑戦者による王位戦七番勝負によって、王位が決まります。
◆持ち時間は
予選と挑戦者決定リーグと挑戦者決定戦は各4時間。
七番勝負は8時間で、2日制です。
1日目の終わりには封じ手を行うことになってます。
◆予選
シードの4名と、王位在位者を除く全棋士、女流棋士2名(女流王位在位者・女流王位戦挑戦者)が参加するトーナメント戦で行われます。
トーナメントは8つの組に分かれ、それぞれの組を勝ち抜いた計8名が挑戦者決定リーグに進みます。
※シードの条件は「前期七番勝負の敗者」および「前期リーグ戦で2位以上」となっています。
◆挑戦者決定リーグ戦
シードの4名(前期七番勝負の敗者、挑戦者決定リーグの成績が2位以上の者)と、当期予選を勝ち抜いた8名(計12名)が、紅白2つのリーグ(各6名)に分かれ、総当たり戦で行われます。
※組み合わせについて 次期王位戦の組と順位
・前期七番勝負の敗者は紅組に入ります。
・前期挑戦者決定戦の敗者は白組に入ります。
・前期2位でシード権を得たリーグ残留者について
前期挑戦者決定戦敗者の組にいた者は紅組に入ります。
前期挑戦者決定戦勝者の組にいた者は白組に入ります。
紅組・白組それぞれのリーグ1位が挑戦者決定戦に進みます。
※ここまでで次期の出場の待遇が確定します。
挑戦者決定リーグの1位と2位はリーグ残留者として次期のシード権が得られます。
成績が3~6位の者は次期も予選からの出場となります。
※リーグ各組内で、トップの成績が複数名となった場合、以下の規定によって上位2名を決定します。
4勝1敗で並んだ場合、該当者数に関わらずプレーオフを行う。3名の場合は、前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)でシード者を決め、1回戦は残留決定戦を兼ねる。
3勝2敗で並んだ場合、該当する直接対決の成績>前期成績(前期リーグ勝星>前期予選勝星)で優勝者・残留者を決定する。それでも差のつかなかった場合には決定戦を行う。王位戦 (将棋) - Wikipedia
挑戦者決定戦
紅白それぞれのリーグの優勝者同士で1局だけ指し、その勝者が挑戦者となります。
この結果から次期王位戦の組と順位が決まります。
・挑戦者決定戦の敗者は白組1位
・挑戦者決定戦敗者と同じ組の2位は紅組2位
・挑戦者決定戦勝者と同じ組の2位は白組2位となります。
王位戦の七番勝負は
持ち時間がそれぞれ8時間ずつで、1局を2日かけて戦います。
七番勝負で、勝者が王位のタイトルの称号を獲得します。
※敗者は次期王位戦紅組1位となる。
◆永世王位
王位を通算10期もしくは連続5期以上保持した棋士に与えられるます。
2019年9月現在、永世王位は大山康晴、中原誠、永世王位の資格を持つ棋士は羽生善治
◆開催場所
おもに主催各紙の掲載エリアの旅館や料亭などで行われるようです。
まとめ
調べながら、思ったのですが、
ルールは結構細かく決められていることにビックリ!
これはなかなか覚えられないなぁと。
その都度読み返して確認しようと思いました。
参考資料は以下の通りです。
https://www.shogi.or.jp/match_news/2019/02/post_72.html
参考にさせていただきありがとうございました(感謝)
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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