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ハーゲンダッツラムレーズンのアルコール量は飲酒運転にはならない?

この記事は、「2025年10月」に更新しました。

はじめに

「ハーゲンダッツ・ミニカップ・ラムレーズン」って美味しいですよね!でも、お酒が入ってるって知ってましたか?そこで気になるのが「食べた後に運転しても大丈夫なの?」という疑問。今回は、この気になるテーマを徹底的に調べてみました

 

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ハーゲンダッツラムレーズンの基本情報

アルコール度数の変遷

実は、ハーゲンダッツのラムレーズンは2020年にリニューアルされているんです!

2020年8月以前(旧製品)

  • アルコール分:1.6%
  • 秋冬限定販売

2020年8月以降(現行製品)

  • アルコール分:0.7%
  • 通年販売(年中買える!)

なぜアルコール度数を下げたかというと、実は溶けやすさが問題だったんです。

アルコールを含むアイスクリームは他のフレーバーより溶けやすいため、暑い夏場の販売を避けていました。リニューアルでアルコール分を低く抑えることで、一年中安定して販売できるようになったんです。

商品の特徴

  • 内容量:110ml
  • 種類別:アイスクリーム
  • ハーゲンダッツオリジナルの香り高いラム酒にじっくり漬け込んだカリフォルニア産レーズンを使用
  • 注意書き:「お子様や特にアルコールに弱い方はご注意ください」

 

酒税法上の分類 - これって「お酒」なの?

日本の酒税法では

アルコール分1%以上の飲み物を「酒類」と定めているため、アルコール度数0.7%のハーゲンダッツラムレーズンは酒類には該当しません。

つまり法律上は「お酒」ではなく「食品」扱いです。でも、だからといって運転前に食べても大丈夫かというと...それは別の話!

 

飲酒運転の基準 - 道路交通法から見てみよう

酒気帯び運転の基準

酒気帯び運転とは、呼気(吐き出す息)1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出される状態で運転した場合を指します。

違反点数と罰則

呼気中アルコール濃度 違反点数 行政処分 刑事罰
0.15mg〜0.25mg未満 13点 免許停止90日 3年以下の懲役または50万円以下の罰金
0.25mg以上 25点 免許取消・欠格期間2年 3年以下の懲役または50万円以下の罰金

酒酔い運転とは

アルコール濃度に関わらず、まっすぐ歩けない、呂律が回らないなど、明らかに酔っている状態で運転することを指します。

罰則

  • 違反点数:35点
  • 免許取消・欠格期間3年
  • 5年以下の懲役または100万円以下の罰金

 

計算上は何個食べたら酒気帯び運転になる?

血中濃度の計算

呼気中アルコール濃度0.15mgを血中アルコール濃度に換算すると、0.3mg/mL(0.03%)に相当します。

計算式は:

 
 
適正な飲酒量(ml) = (血中濃度) × (指数833) × (体重) ÷ アルコール度数

具体的な計算例

体重60kgの男性の場合

 
 
0.03(%) × 833 × 60(kg) ÷ 0.7(%) = 2,142(ml)

→ミニカップ110mlで計算すると、約20個食べないと基準に達しない

体重40kgの女性の場合

 
 
0.03(%) × 833 × 40(kg) ÷ 0.7(%) = 1,428(ml)

→ミニカップ110mlで計算すると、約13個食べないと基準に達しない

計算上は、一度に10個以上も食べる人はまずいないので大丈夫...と思いきや!

 

実際はどうなの? - 体験談と注意点

実験結果が示す現実

アルコール分0.3%含むハーゲンダッツのショコラミント味を食べた実験では

  • 半分食べた時点:呼気0.15mg(酒気帯び基準!)
  • 全部食べた時点:最高0.20mg
  • 10分後:0.00mg(反応なし)

ここがポイント!

  • 食べた直後は基準値を超える可能性がある
  • 時間が経てば検出されなくなる
  • でも、その「直後」に検問にあったら...?

なぜ計算と実際が違うの?

  1. 口腔内残留アルコール
    • 口の中にアルコールが残っている
    • 呼気検査で高い数値が出やすい
  2. 個人差がある
    • アルコール分解能力は人それぞれ
    • その日の体調にも左右される
    • お酒を体内で分解しにくい体質の人は、少量でもアルコールの影響を受ける可能性があります
  3. 検知器の感度
    • 業務用の検知器は非常に敏感
    • わずかなアルコールでも反応する

 

アルコール入り食品は他にもある!

注意が必要な食品

ウイスキーボンボン

  • アルコール度数:約3%、1個8gで約0.24gのアルコールを含む。約73個で酒気帯び運転基準に相当
  • ただし、食べた直後は呼気検査で反応する可能性大

ラミー(ロッテのチョコレート)

  • ラム酒漬けレーズン入り
  • パッケージに「運転時などはご遠慮ください」と明記

ブランデーケーキ

  • 焼き上げた後にブランデーを塗って風味を付けるため、アルコールは飛びません

洋酒入り焼き菓子

  • 少量なら加熱でアルコールが飛ぶ
  • お酒に漬けたフルーツを使用したものは注意

栄養ドリンク

  • 一部の栄養ドリンクにもアルコールが含まれる
  • リポビタンDなど、確認が必要

 

実際のところ、運転しても大丈夫なの?

法的な観点

酒類には該当しない

  • 酒税法上は食品
  • 購入や消費に年齢制限なし

でも飲酒運転になる可能性はある

  • 道路交通法第65条では「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と定められています
  • 呼気検査で0.15mg以上検出されれば酒気帯び運転
  • 明らかに酔っていれば酒酔い運転

安全面での観点

絶対に避けるべきタイミング

  1. 運転直前 - 10分以内の運転は危険
  2. 運転中 - 口の中にアルコールが残っている
  3. 大量摂取後 - 体内にアルコールが残っている可能性
  4. お酒に弱い方 - 少量でも影響を受けやすい
  5. 体調が悪い日 - アルコール分解能力が低下

こんな人は特に注意!

  • アルコールに弱い体質の方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 未成年者
  • 服薬中の方
  • その日の体調が悪い方

 

実際に食べてしまったらどうする?

対処法

  1. 最低15分は待つ
    • 口腔内のアルコールが消えるまで待機
    • できれば30分以上が安心
  2. 水を飲む・うがいをする
    • 口腔内のアルコールを洗い流す
    • ただし、体内のアルコールは消えない
  3. 代替手段を考える
    • 公共交通機関
    • タクシー
    • 家族や友人に送ってもらう
  4. 不安なら運転しない
    • 少しでも心配なら避ける
    • 「大丈夫だろう」は禁物

 

他の食品も要注意!

マウスウォッシュや薬にも注意

ドライバーが測定直前に飲食をしたり、歯磨き粉やマウスウォッシュを使用したりするとアルコール値が検知されることがあります。

アルコールを含む可能性があるもの

  • マウスウォッシュ(リステリンなど)
  • 咳止めシロップ
  • 栄養ドリンク
  • みりん・料理酒を多用した料理
  • 酒粕を使った食品(粕汁、甘酒など)
  • 奈良漬け

 

まとめ - 安全運転のために

結論

計算上は問題なくても、現実には注意が必要!

  1. 法律上は酒類ではないが、飲酒運転になる可能性はある
  2. 食べた直後は呼気検査で反応する可能性が高い
  3. 10分程度待てば呼気からアルコールは消える
  4. でも、個人差体調によって影響は異なる
  5. 運転前と運転中はアルコール入り食品を避けるのが賢明

安全運転のための心得

  • 「これくらい大丈夫」と思わない
  • 少量でもアルコールはアルコール
  • その日の体調を過信しない
  • 検問で困らないように事前に避ける
  • 不要なトラブルは避ける

最後に

ハーゲンダッツのラムレーズンは本当に美味しいアイスです。でも、運転する予定があるなら、家に帰ってから、ゆっくり楽しむのが一番ですね!

運転する人への周りの配慮も大切

  • アルコール入り食品をすすめない
  • 代替品を提案する
  • 送迎を申し出る

安全運転で、みんなが幸せに過ごせる社会を作りましょう!

 

【2025年10月時点の情報です】

本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については、法律の専門家や医療機関にご相談してください。

 

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)

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