今回は、2000円札の絵図について調べてみました。内容を知ると、その文化的な価値の高さが感じられるかもしれません。
出典:沖縄タイムス
2000円札に描かれている建物
表面に描かれているのは、守礼門。
沖縄県、那覇市の首里城にある大手門ですね。
大手門は、お城の表門、出入口のことです。
2000円札の裏の人物は誰
◆裏の左側の絵図は、源氏物語絵巻第38帖「鈴虫(2)」で、その作者は紫式部です。
絵図の中の人物は、
左に座っている人物が冷泉院、右に座っている人物が光源氏です。
この冷泉院は 光源氏と継母藤壷の宮との間に出来た子どもです。
歌は同じく第38帖「鈴虫(1)」の詞書(ことばがき)なんですね。
◆右側の絵図は、「紫式部日記絵巻」の紫式部の絵が素材になっています。
2000円札の絵図の分かりやすい説明サイトがありましたので、URLを貼っておきました。よろしかったら、参考になさってください。
https://www3.boj.or.jp/naha/2000/pdf/panf.pdf
◆絵図の採用理由は
「我が国が世界に誇るべき文学作品であることから」
「文字の美しさという点で評価が高いこと」
以上二つのことから採用されました。
参照元:財務省
2000円札はなぜ作られたのか
1、欧米主要国では、「2のつくお金」が発行されよく流通していること。
・アメリカは20ドル紙幣
・イギリスは20ポンド紙幣
・EUでは20ユーロ紙幣
2、現金の支払い・受け取りに要する紙幣を節約できること。
以上の2つの点が、二千円札の発行された理由として説明されていました。
2016年でも2000円札の流通促進の理由とされていました。
参照元:日本銀行
まとめ
2000円札の絵図は、日本文化の素晴らしさに触れることが出来ていいですよね。
今は、沖縄県以外では、ほとんど見かけないようです。銀行へ行けば換金されるくらいで、残念です。
もっと利便性を高めて、5000円札や1000円札と間違われないような色柄に改善するなどして、流通させることはできないものか!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)。
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