映倫はこのほど、「PG12」という表示を定めました。新しい表示の意味、他の表示の意味についても、この機会にまとめてみました。2022年3月 更新
PG12とはどんな意味
この記号というか言葉は、映画倫理委員会(映倫)というところが定めている、映画鑑賞における、年齢制限の1つなんですね。
「 PG12」は、親または保護者の助言があれば12歳未満の子でも鑑賞できるということを意味しています。
1998年5月に導入されました。
他の指定文字の意味や保護者との関係
映画作品鑑賞における年齢制限の言葉と各区分のロゴマークおよび親や保護者との関係は、以下の通り「映画倫理委員会」によって決められております。
◆Gは、全ての年齢層で鑑賞できる映画
※GはGeneral Audience(全ての観客)の略です。
◆PG12 12歳未満(小学生以下)の年齢層で鑑賞できる映画
ただし、鑑賞には成人の保護者の助言や指導が必要とされています。
※PG=Parental Guidance(ペアレント・ガイダンス)の略です。親の助言の意味。
親のガイダンス
◆R15+ 15歳未満の入場・鑑賞が禁止の映画
この映画作品は、15歳未満の方は保護者同伴でも鑑賞できません。
スタッフに「年齢が確認できる身分証明書の提示を」求められる場合があります。
15禁と呼ばれることもあります。
※R=Restricted(リストリクティッド)の略です。制限付きの意味。
◆R18+ 18歳未満の入場・鑑賞が禁止の映画
いわゆる18禁や成人映画と呼ばれることもあります。
この映画作品は、18歳未満の方は鑑賞できません。
スタッフに「年齢が確認できる身分証明書の提示を」求められる場合があります。
ちなみに、当時の管理委員長曰く「+の意味は」
「年齢制限をマイナスととらえず、むしろ15歳、18歳以上の方に積極的に見てほしいという意図を」込めているそうですよ。芸が細かいですね。
映画倫理委員会(映倫)とは
映画界が自主的に設立した第三者機関です。
目的
表現の自由を護り、青少年の健全な育成を目的としています。
活動
映倫は映画が観客や社会に与える影響の大きさを自覚し、法や社会倫理に反し、とりわけ未成年者の観覧につき問題を生じうる映画については社会通念と映画倫理諸規程に従って、自主的に審査しております。
映画製作者が外部からの干渉を排除して自由に製作できる環境を作るとともに、観客の見る自由を保障し、さらに、次世代を担う未成年者がその成長に際し対応を誤ることのないよう配慮しています。
まとめ
「R18+」の記号・言葉しか見聞きしたことがありませんでしたが、これで頭が整理されスッキリしました。
「鬼滅の刃」の小学生ファンにとっては、嬉しいプレゼントになったのではないかと思います。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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