2020年まではずっと、3日が節分だったため、節分は3日、とばかりに思い込んでる人が多いのではないでしょうか。恥ずかしながら、私もその一人。ところが、2021年は2月2日なのです。今回は、その理由や次に2日になるのはいつなのか、来年はどうなるのかなど調べてみました。
節分とは
節分には、「季節を分ける」という意味があります。
元々の意味は、季節の変わり目となる立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していましたが、旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分は大晦日に相当する大事な日なり、現在では節分といえばこの日をさすようになったと言われています。
新しい年に「災厄が起こらないように」と願って
・豆まきを行ったり。
・邪気が家の中にはいらないように、柊の枝に鰯の頭を刺して門や家の軒下に
つるしたり。
・「恵方巻」を食べたり。(ちなみに、2021年の恵方は、南南東になります)
といった行事が、節分には行われます。
本年は、ぜひともコロナが退散し、終息することを願うばかりです。
節分 2021年はなぜ2月2日なの
2021年は立春が2月3日になるため、立春の前日が節分になるという決まりに従い
2月2日(火)
が節分になります。
◆2021年は立春が2月3日になる理由
現在のこよみは、国立天文台・暦(れき)計算室が作っています。
それによると
・地球が太陽を1周する「1年」は、ピッタリ365日ではなく、365日+6時間弱です。
・このため、立春の時刻が、年々少しずつ遅くなっていきます。
・4年たつとほぼ1日遅くなるため、4年おきに1日を増やして調整。うるう年です。
・うるう年によって、立春の時刻は4年ごとに約45分早くなっていきます。
・さらに細かい補正のため、西暦が100で割り切れ400で割り切れない年は、
うるう年を減らしています。
季節がずれていかないように、以上のような調整をして暦を決めています。
こうして、
前回2月3日が立春だった1897年から124年ぶりに2021年の立春が2月3日となり、節分が2月2日なります。
節分2月2日 次はいつ 来年はどうなる
◆次に2月2日が節分となる日は
4年後の 2025年 です。
◆来年はどうなる
来年の節分は再び 3日 に戻ります。
まとめ
地球の好転が365日ピッタリでなく6時間弱のズレがあるのに、123年もの間節分の日が同じだったとは、驚きました。
古代日本の暦は、天文博士の安倍晴明もいた「陰陽寮(おんようりょう)」が作っていたが、現在は国立天文台暦計算室が作っているんですね。初耳でした。
参考資料
【イベントレポート】:【中秋の名月に】国立天文台暦計算室 片山真人 | くらしのこよみ友の会
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)。