今回は、バイデン新大統領の誕生で気になっていた、「大統領専用機」、エアフォースワン飛行機について、その大きさや装備や性能、エアフォースワンと「大統領専用機」の言葉の違いなど調べてみました。2023年4月 更新
引用元:Wiki エアフォースワン飛行機
エアフォースワン飛行機の意味・違い
エアフォースワンとは
アメリカ空軍の使用する航空機に合衆国大統領が搭乗している際、当該機が使用するコールサイン。識別するために割り当てられた呼び出し符号。
エアフォースワン飛行機
エアフォースワン飛行機といえば、一般に「合衆国大統領専用機」と呼ばれています。
が、正確にはアメリカ政府専用機。 アメリカ政府要人が搭乗する為に製作された特別機のことです。
空軍(エアフォース)所属の航空機であれば、専用機・ヘリコプター・戦闘機・爆撃機を問わず、どのような機体であろうと使用されます。
出典元:weblio辞書
違い
「エアフォースワン」といえば、「大統領専用機」の呼び名かと思っていました。
違うんですね。
「エアフォースワン」は、アメリカ空軍機に大統領が乗っているときの飛行機の識別番号だったのですね。
それがいつの間にか、「大統領専用機」の呼び名になったというところでしょうか。
エアフォースワン飛行機の大きさと重さ
全長 70.7 m
全幅 59.6 m
全高 19.3 m
重さ 238,000kg
まぁ!デカいですね。
アフリカゾウ1頭の重さが約6,000kgといわれていますので、約40頭分です。
ちょっと想像できませんね。
エアフォースワン飛行機の装備・性能
装備・性能
◆タラップを用意できない場合に備え、機体の左舷前方に収納式のタラップ(エアステア)が装備されています。
◆エアフォースワンの機体には燃料の空中給油を受けるための装置が装備されています。
・1週間以上にわたって飛び続けることが可能。
・緊急離陸に備え、予備燃料タンクを装備。
このタンクだけで1,600kmのフライトが可能。
◆「空飛ぶ執務室」とも呼ばれ、大統領専用機の中から必要な指示命令が可能。
◆電子機器には、核兵器の爆発による対策が施されています。
◆対空ミサイル攻撃に対する防御の装備。
◆レーダーを妨害する装備。
機内1階
・大統領執務室
・事務室
・寝室
・会議室
密閉・防音が可能でいざという時には大統領の手術室にも。
ホワイトハウスの危機管理室や国防センターとリンクしたテレビ会議システム
が設置。
・医務室
シークレットサービスの座席と事務室(ここに、武器も搭載)
・一般客室
マスコミなどの同乗者用
・ビジネスセンター
ファクシミリ、コピー機、ワークステーションなど事務機の設置。
・ギャレー(2箇所)
機内食の最終的な調理と、ドリンク類の準備場所。
機内2階
・通信室
電話回線(通常回線と盗聴防止用暗号化回線の2種類を用意)
インターネット回線・衛星テレビも、この通信室を経由。
様々な通信を可能にするために57のアンテナが機体に設置され
電話機も87台用意されています。
(白い受話器は通常回線、ブラウンの受話器は盗聴防止回線)。
性能
・巡航速度 マッハ0.85(1049.58㎞/h)
・最大離陸重量 377,349 kg
まとめ
バイデン新大統領が誕生したということもあって、エアフォースワン飛行機について興味本位で調べてみました。
が、驚きましたね。
既存のジャンボジェットをベースにして改良しているのですが、「空飛ぶ執務室」と呼ぶにふさわしい設備や性能を持ち、あらゆる危機に空の上からでも対応できるように作られており、セキュリティ対策や機体を守る防御性能も最先端のシステムが装備されていますね。
「エアフォースワン」の意味と「大統領専用機」の違いもよくわかりました。
参考資料
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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