2021年2月14日(日)からNHKの大河ドラマ「青天を衝け」が始まりますね。皆さんご承知の通り、実業家・渋沢栄一の幕末から明治にかけての前半生を描いたドラマです。よりドラマを楽しむために、渋沢栄一が何をした人なのか、その功績を一覧表にまとめてみました。
渋沢栄一とは何をした人か
一言でいうと、渋沢栄一は近代日本の礎を築いた人物ですですね。
・日本で初めて銀行を設立したのを皮切りに、500を超える企業や経済団体の設立と経
営に携わる。
・社会福祉事業、病院医療、教育など700を超える社会事業にも尽力。
こうした多くの功績を残したことから、「日本資本主義の父」とも称されています。
渋沢栄一の功績一覧
ここからは、渋沢栄一が築いた数々の功績から主だったものを見ていきましょう。
1、国立銀行を設立
・1873年 日本で初となる国立銀行を設立。(現:みずほ銀行)。
2、500社以上のさまざまな業種の会社を設立・支援。
・1873 年抄紙会社(現:王子ホールディングス・日本製紙の前身)を設立。
同年 東京府の瓦斯掛(現:東京ガス)でガス事業を計画。
・1876年 石川島平野造船所(現:IHI、いすゞ自動車、立飛ホールディングス)
の創業を支援。
・1876年 集英舎(現:大日本印刷)創業を支援。
同年 中外物価新報(現:日本経済新聞)創業を支援。
・1879年 東京海上保険会社(現:東京海上日動火災保険)創業。
・1881年 日本鉄道会社(現:JR東日本旅客鉄道)設立。
・1882年 共同運輸会社(現:日本郵船)創立発起人。
同年 東京電灯会社(現:東京電力ホールディングス)発起人。
同年 大阪紡績会社(現:東洋紡)発起人。
・1883年 浅野セメント工場(現:太平洋セメント)創業。
・1885年 ジャパンブリュワリー(現:キリンホールディングス)創業。
・1887年 清水組(現:清水建設)支援。
同年 東京ホテル(現:帝国ホテル)発起人。
同年 札幌麦酒会社(現:サッポロホールディングス、アサヒグループ
ホールディングス)設立。
同年日本土木会社(現:大成建設)発起人。
・1888年 足尾鉱山組合(現:古河機械金属、古河電気工業、富士通
富士電機 横浜ゴム)設立。
・1895年 東洋経済新報 創刊支援。
・1896年 汽車製造(現:川崎重工業)創立。
同年 浦賀船渠(現:住友重機械工業)相談役。
・1906年 京阪電気鉄道(現:京阪ホールディングス)創立。
同年 帝国劇場会社(現:東宝、東京会館)創立。
3、各種の経営団体の設立
・1877年 現在の東京銀行協会
・1878年 現在の東京商工会議所
同年 東京株式取引所
4、各種医療・福祉団体
・1874年 生活困窮者救済事業である養育院
(現:東京都健康長寿医療センター)運営。
・1877年 博愛社が創立。(西南戦争の傷病兵を敵味方無く救護するため)
(現:日本赤十字社)運営。
・1907年 東京慈恵医院(現:東京慈恵会)創立。
5、教育
・1875年 商法講習所設立。(現:一橋大学)
・1900年 大倉商業学校創立。(現:東京経済大学)
6、その他
・国際交流や民間の外交にも尽力される。
・1886年頃 起業家の勉強会竜門社結成。(現:渋沢栄一記念財団)
まとめ
渋沢栄一が創設した会社、教育機関、福祉団体、病院などは現在でも、日本を代表する組織として残っていますね。
時代の要請があったとはいえ、この活躍ぶりには驚かされますね。近代日本に必要な会社や組織はほぼ作ったと言ってもいいのではないでしょうか。
「論語と算盤」に示されている、経済と道徳の両立、私利を捨て公益を重んじ、広く社会全般が豊かになる事が大事だとする「道徳経済合一説」と呼ばれる思想をどう確立したのか興味がありますね。
ドラマで、どのように描かれるのか、楽しみにしています。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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