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和菓子の定番!しぐれ・ういろう・ようかんの違いを徹底解説

日本の伝統的な和菓子として親しまれているしぐれ、ういろう、ようかん。一見似ているようで、それぞれに異なる特徴と魅力を持っています。今回は、これら3つの和菓子について、原材料や製法の違いを詳しく解説していきましょう。

 

 

【原材料の違い】

 

しぐれ
しぐれの主原料は小豆と砂糖です。小豆は丁寧に煮て裏ごしし、なめらかな餡にします。特徴的なのは、砂糖の割合が比較的多いことです。また、寒天を使用して程よい固さを出すのが一般的です。

 

ういろう
ういろうの基本的な原材料は、上新粉(うるち米の粉)、砂糖、水です。これに様々な風味付けの材料が加わります。例えば抹茶、小豆、よもぎなどです。澱粉を主原料とすることが、他の二つと大きく異なる点です。

 

ようかん
ようかんの主原料は小豆と砂糖で、しぐれと似ています。ただし、練ようかんの場合は寒天を使用し、水ようかんの場合は寒天の量を調整して柔らかい食感を作り出します。また、芋ようかんのように、さつまいもを使用する種類もあります。

 

【製法の違い】

 

しぐれの作り方
1. 小豆を煮て、裏ごしして細かい餡を作ります
2. 餡に砂糖を加えて練り上げます
3. 寒天を溶かした液を加えて混ぜ合わせます
4. 型に流し入れ、表面に霜降り模様を付けます
5. 冷やして固めます

特徴的なのは、表面に入れる霜降り模様です。これが「時雨(しぐれ)」という名前の由来にもなっています。

 

ういろうの作り方
1. 上新粉と砂糖を混ぜ合わせます
2. 水を加えて生地を作ります
3. 蒸し器で蒸します
4. 生地を練り上げます
5. 型に流し入れて冷まします

ういろうの特徴は、蒸して作る点です。この製法により、もっちりとした独特の食感が生まれます。

 

ようかんの作り方
1. 小豆を煮て餡を作ります
2. 砂糖を加えて練り上げます
3. 寒天を溶かした液を加えます
4. よく練り混ぜます
5. 型に流し入れて冷やし固めます

 

【食感の違い】

 

■しぐれ
しっとりとした食感で、口の中でほろほろと崩れていきます。表面の霜降り模様部分は、より砂糖が凝縮されているため、さくっとした食感があります。

 

■ういろう
もっちりとした弾力のある食感が特徴です。米粉を使用しているため、口の中でじわじわと溶けていく独特の触感があります。

 

■ようかん
練ようかんは締まった硬さがあり、ナイフでカットした時の断面がきれいです。水ようかんは寒天の量を調整することで、なめらかでみずみずしい食感となります。

 

【歴史と伝統】

 

これら3つの和菓子は、それぞれに長い歴史を持っています。

ういろうは室町時代から伝わる最も古い伝統を持ち、当初は薬として用いられていました。その後、江戸時代に現在の形に近い菓子として確立されました。

ようかんは、もともと中国から伝わった羊の肉を煮込んだスープが起源とされています。日本では僧侶たちが精進料理として肉を使わない形に改良し、現在のような小豆を使用した菓子となりました。

しぐれは、江戸時代に考案された比較的新しい和菓子です。表面の霜降り模様が時雨(しぐれ)に似ていることから、この名前が付けられました。

 

【保存性】

 

しぐれ
水分量が比較的多いため、冷蔵での保存が推奨されます。一般的な賞味期限は1週間程度です。

 

ういろう
生菓子の一種として扱われ、常温では2-3日程度の保存が目安です。冷蔵すればやや長持ちしますが、食感が変化する可能性があります。

 

ようかん
3つの中で最も保存が効く和菓子です。練ようかんは常温で1ヶ月以上保存可能です。ただし、水ようかんは水分が多いため、保存期間は短くなります。

 

最後に

これら3つの和菓子は、それぞれに独自の特徴と魅力を持っています。原材料、製法、食感の違いを知ることで、より深く和菓子を楽しむことができるでしょう。また、季節や場面に応じて使い分けることで、日本の伝統的な菓子文化をより豊かに体験することができます。

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。(感謝)

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