ときめいて120

日々ときめき探して 120才目指す!

 本ブログではアフィリエイト広告を利用しています

卵かけご飯からオムレツまで!15の卵料理の栄養価を徹底比較

みなさん、前回の卵の基本的な調理法の栄養価比較記事には、たくさんの反響をいただき、ありがとうございました。特に「もっと他の卵料理についても知りたい」というご要望を多くいただきましたので、今回は日常的によく作られる15種類の卵料理について、栄養価を徹底的に比較してみたいと思います。

 

なぜ今、卵料理の栄養価を比較する必要があるのか

近年、健康志向の高まりとともに、手軽に良質なタンパク質を摂取できる卵の重要性が再認識されています。しかし、同じ卵を使用した料理でも、調理法によって栄養価は大きく変わってきます。

今回の記事では、実際の調理データに基づいて、それぞれの料理の特徴と栄養価を詳しく見ていきましょう。

 

分析の前提条件

今回の栄養価比較では、以下の条件で統一して分析を行いました。

・使用する卵:Mサイズ(1個60g)
・調理に使用する油:サラダ油(大さじ1=12g)
・調味料:一般的な家庭での使用量を想定
・全ての値は1人前(主菜として適量)を基準

 

15種類の卵料理の栄養価比較

1. 卵かけご飯(卵1個使用)

・カロリー:95kcal
・タンパク質:7.4g
・脂質:6.2g
・炭水化物:0.2g
・特徴:最も素材の栄養を損なわない調理法。ビタミンBの損失も最小限

2. オムレツ(卵2個、牛乳大さじ2使用)

・カロリー:285kcal
・タンパク質:15.8g
・脂質:22.4g
・炭水化物:4.2g
・特徴:牛乳を加えることで、カルシウム摂取量がアップ

3. スクランブルエッグ(卵2個使用)

・カロリー:265kcal
・タンパク質:14.8g
・脂質:21.6g
・炭水化物:1.2g
・特徴:かき混ぜることで消化吸収率が向上

4. ポーチドエッグ(卵1個使用)

・カロリー:92kcal
・タンパク質:7.7g
・脂質:6.0g
・炭水化物:0.2g
・特徴:油を使用しないため、純粋な卵の栄養を摂取可能

5. 茶碗蒸し(卵1個、だし汁100ml使用)

・カロリー:98kcal
・タンパク質:8.2g
・脂質:6.1g
・炭水化物:1.8g
・特徴:だし汁のうま味成分により、高タンパクながら消化が良好

6. オムライス(卵2個、ケチャップ大さじ2使用)

・カロリー:495kcal
・タンパク質:16.5g
・脂質:24.8g
・炭水化物:52.4g
・特徴:ケチャップに含まれるリコピンも摂取可能

7. 親子丼(卵2個、鶏肉50g使用)

・カロリー:520kcal
・タンパク質:32.4g
・脂質:25.6g
・炭水化物:48.2g
・特徴:鶏肉との組み合わせで良質なタンパク質を効率的に摂取

8. エッグベネディクト(卵1個、イングリッシュマフィン1個使用)

・カロリー:320kcal
・タンパク質:14.2g
・脂質:18.4g
・炭水化物:28.6g
・特徴:ホランデーズソースによる脂質増加に注意

9. 炒り卵(卵2個使用)

・カロリー:245kcal
・タンパク質:14.6g
・脂質:19.8g
・炭水化物:0.9g
・特徴:ふんわりと仕上げることで食感が良く、満足感が高い

10. だし巻き卵(卵3個、だし汁100ml使用)

・カロリー:365kcal
・タンパク質:23.4g
・脂質:28.2g
・炭水化物:2.4g
・特徴:だし汁の旨味成分により、少量でも満足感が得られる

11. ゆで卵のカレー煮(卵2個使用)

・カロリー:286kcal
・タンパク質:15.4g
・脂質:18.2g
・炭水化物:16.8g
・特徴:スパイスの相乗効果で栄養吸収率が向上

12. 卵とじうどん(卵1個使用)

・カロリー:384kcal
・タンパク質:14.2g
・脂質:8.4g
・炭水化物:64.6g
・特徴:温かいだし汁で食べることで、消化吸収が良好

13. エッグサンド(卵2個、食パン2枚使用)

・カロリー:425kcal
・タンパク質:18.6g
・脂質:24.2g
・炭水化物:38.4g
・特徴:マヨネーズを使用する場合は脂質が更に増加

14. 温泉卵(卵1個使用)

・カロリー:92kcal
・タンパク質:7.7g
・脂質:6.0g
・炭水化物:0.2g
・特徴:低温調理により、タンパク質の変性を最小限に抑制

15. キッシュ(卵2個、生クリーム100ml使用)

・カロリー:485kcal
・タンパク質:16.8g
・脂質:42.4g
・炭水化物:12.6g
・特徴:生クリームにより脂質が高めだが、ビタミンAとDの吸収率が向上

 

目的別おすすめの卵料理

ダイエット中の方におすすめ

1. ポーチドエッグ
2. 温泉卵
3. 茶碗蒸し
理由:油を使用しない、もしくは使用量が少なく、純粋な卵の栄養を活かせる調理法です。

筋トレ後の方におすすめ

1. 親子丼
2. だし巻き卵
3. オムレツ
理由:良質なタンパク質を効率的に摂取でき、必要なエネルギーも確保できます。

胃腸が弱い方におすすめ

1. 茶碗蒸し
2. 温泉卵
3. 卵とじうどん
理由:やわらかく調理されており、消化負担が少ない調理法です。

 

調理法による栄養価の変化のポイント

1. 加熱温度による影響

◆高温調理(目玉焼き、オムレツなど)
  ・タンパク質の変性が進む
  ・ビタミンBの損失が大きい
  ・消化吸収率は向上

◆低温調理(温泉卵、ポーチドエッグなど)
  ・タンパク質の変性を最小限に抑制
  ・ビタミン類の保持率が高い
  ・生に近い状態で栄養を摂取可能

2. 油の使用による影響

◆油を使用する調理法
  ・カロリーと脂質が増加
  ・脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収率が向上
  ・満腹感が得られやすい

◆油を使用しない調理法
  ・純粋な卵の栄養価を維持
  ・カロリーコントロールが容易
  ・あっさりとした食感

3. 調味料による影響

◆だし汁の使用
  ・うま味成分により少量でも満足感が得られる
  ・ミネラル類の補給が可能
  ・塩分摂取量に注意が必要

◆調味料の組み合わせ

  ・味の変化により食べる量が変化する可能性
  ・調味料自体の栄養価も考慮が必要
  ・塩分や糖分の過剰摂取に注意

 

まとめ:卵料理選びのポイント

 

1. 目的に応じた調理法の選択
・ダイエット中は油を使用しない調理法を選択
・筋トレ後は良質なタンパク質を効率的に摂取できる調理法を選択
・体調に応じて消化のしやすさを考慮

2. 一日の摂取量への配慮
・卵は栄養価が高い食材のため、一日の摂取量は2〜3個程度を目安に
・料理方法による付加的なカロリーも考慮
・他の食材とのバランスを意識

3. 組み合わせの工夫
・野菜との組み合わせでビタミン・ミネラルを補完
・炭水化物とのバランスを考慮
・調味料の使用量にも注意

卵料理は調理法によって栄養価が大きく変わります。この記事を参考に、自分の目的や体調に合わせて最適な調理法を選んでいただければ幸いです。また、どの調理法を選ぶにしても、新鮮な卵を使用することで、より安全で栄養価の高い料理を作ることができます。

※本記事の栄養価データは、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に基づいています。調理方法や使用する材料の量によって、実際の栄養価は変動する可能性があります。

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。(感謝)

関連記事

卵1個(生・ゆで・目玉焼き・卵焼き)のカロリーやタンパク質の違い

 

スポンサーリンク