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自然派キッチンからの挑戦!食材の力で花粉症に立ち向かう我が家の戦略

花粉シーズンの始まりと薬への疑問

毎年2月末、窓を開けて洗濯物を干そうとした瞬間、長男が「くしゅん!」と大きなくしゃみをしたのを聞くと、私の心は沈みます。花粉の季節の始まりを告げるその音は、我が家の苦闘の始まりでもありました。

薬局の花粉症コーナーに並ぶ薬の数々。手に取っては成分表を読み、「これは子どもに飲ませても大丈夫だろうか」と悩む日々。添加物や合成成分の名前を見るたび、本当にこれが必要なのかという疑問がふくらんでいきました。

 

 

自然派の子育てへの目覚め

私が自然派の子育てに目覚めたのは、次男が生まれた頃です。アトピー気味だった彼の肌を見ながら、「食べるものが体を作る」という当たり前の事実に改めて向き合いました。

オーガニック野菜を中心とした食事に切り替えたところ、肌の状態が徐々に改善。この経験から、花粉症にも食の力で対抗できるのではないかと考えるようになりました。

 

スーパーでの買い物は、まるで探検のよう。「この野菜は農薬が少ないかな」「この果物は抗酸化作用があるはず」と、一つひとつの食材と向き合う時間が増えました。

最初は家族から「なんでそんなに時間かかるの?」と言われていましたが、今では夫も「このりんごは?」と一緒に選んでくれるようになりました。

 

 

抗炎症食品を中心とした食卓改革

我が家の食卓改革で最も重視したのは、抗炎症性の食品を増やすこと。

研究によると、炎症を抑える効果のある食材は、アレルギー反応を緩和する可能性があるとされています。特に取り入れたのは、ベリー類、緑黄色野菜、オメガ3脂肪酸を含む食品でした。

 

花粉症シーズン前の1月から、毎朝のスムージーに欠かさず入れていたのはブルーベリー。

抗酸化物質が豊富で、花粉症の症状緩和に効果があるといわれる食材です。最初、子どもたちは「変な色!」と敬遠していましたが、バナナやりんごを加えて甘みを調整すると、すんなり飲んでくれるようになりました。

 

 

季節に合わせた食材選び

花粉が飛び始める2月後半からは、はちみつと生姜を使ったドリンクを朝食に取り入れました。地元の養蜂家から直接購入した純粋はちみつには、花粉に対する耐性を高める効果があるという話を聞いたのがきっかけです。

特に、家から5km以内で採取されたはちみつが良いそうで、地元の産直市場で見つけた時は小躍りしたほどでした。

 

夕食には必ず青魚を週に2回は取り入れるよう心がけました。サバやイワシに含まれるEPAやDHAには抗炎症作用があり、アレルギー症状を和らげる効果が期待できるからです。

子どもたちは最初、魚の臭いを嫌がりましたが、香草やレモンを使ったグリルにすることで、少しずつ受け入れてくれるようになりました。

 

 

腸内環境を整える発酵食品の力

シーズン中に特に活躍したのは、ヨーグルトと発酵食品です。腸内環境を整えることが免疫機能の改善につながると知り、毎日の食事に取り入れました。

市販のヨーグルトには意外と砂糖が多いことに気づき、思い切って手作り甘酒ヨーグルトに挑戦。失敗続きでしたが、10回目でようやく家族全員が「おいしい」と言ってくれる配合に辿り着きました。

 

そして忘れてはならないのが、できるだけ添加物や加工食品を減らすこと。特に人工甘味料や保存料は、体の炎症反応を高める可能性があります。とはいえ、すべてを手作りするのは現実的ではありません。

我が家では「8割自然、2割便利」を合言葉に、無理のない範囲で進めていくことにしました。

 

 

予算内で自然派食材を取り入れるコツ

予算の制約もありました。オーガニック食材はどうしても割高になります。そこで取り入れたのが、旬の食材を中心に買い、保存がきく食材はまとめ買いする方法。

また、地元の農家から直接購入できる野菜宅配サービスに登録したことで、新鮮さを保ちながらコストを抑えることができました。

 

 

驚きの変化と家族の反応

この食生活の変化から約2ヶ月後、驚くべき変化が訪れました。長男の花粉症の症状が例年より明らかに軽減したのです。くしゃみの回数が1日20回程度から7〜8回に減少し、目のかゆみも「我慢できないほど」から「時々気になる程度」に改善しました。

 

もちろん、完全に症状がなくなったわけではありません。花粉が特に多い日には、やはり鼻水が止まらないこともあります。そんな時は、無理せず市販の鼻洗浄液を使うこともあります。ただ、以前のように薬に頼る日々と比べると、その頻度は格段に減りました。

 

子どもたちからも嬉しい変化の報告がありました。「給食を食べた後、前みたいに眠くならなくなった」と長男。次男も「友達とサッカーするとき、前より息切れしなくなった」と教えてくれました。おそらく、全体的な体質改善による副次効果なのでしょう。

 

 

完璧を目指さない自然派アプローチ

この経験から学んだのは、食事改善は「すべて」か「何もしない」かの二択ではないということ。できることから少しずつ始め、家族の好みや生活リズムに合わせて調整していくことが長続きの秘訣だと感じています。

 

振り返れば、この「食材の力で花粉症に立ち向かう」挑戦は、単なる症状改善を超えた価値をもたらしてくれました。家族で食について話し合う機会が増え、子どもたちも「これ体にいいの?」と食材に関心を持つようになりました。

何より、自分たちの体は自分たちで守るという意識が芽生えたことが、最大の収穫かもしれません。

 

これから花粉シーズンを迎える皆さんにお伝えしたいのは、完璧を目指さなくていいということ。

今日からできる小さな一歩、例えば朝食にベリー類を加えるだけでも、体には確かな変化をもたらします。薬に頼らない生活は、一朝一夕には実現しませんが、キッチンからの小さな挑戦が、やがて大きな変化につながると信じています。

 

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