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家族全員が快適に過ごせる新居づくり!間取り活用と収納アイデア集

家に帰れば、家族の笑顔が待っている。そんな温かい空間を作るのは、単に広さだけではありません。

 

私が新居を構えてから15年、そして技術職からタクシードライバーに転身して様々なお客様の話を聞く中で、「住まい」の本質について考えさせられることが多くありました。特に印象的だったのは、「家は住めば住むほど、自分たちの形になっていく」というお客様の言葉です。

家族全員が本当に快適に過ごせる家づくりで最も重要なのは、華やかなデザインや最新設備ではなく、「動線」と「収納」の工夫だと私は確信しています。

タクシー運転手として街中を走り回る日々の中で、効率的な移動経路の大切さを実感しているからこそ、家の中の「動線」にも敏感になりました。また、限られた車内空間で必要なものをすぐに取り出せるよう工夫する経験が、家の「収納」にも活きています。

 

理想を追い求めすぎるあまり、実用性を見失った家づくりでは、日々の暮らしに疲れてしまいます。私たち家族も、新居に住み始めてからいくつもの試行錯誤を重ねて、ようやく全員が心地よく感じる空間に近づいてきました。

その経験から得た、実践的なアイデアをお伝えします。

 

 

家族の動線を考えた間取り活用法

私たち家族が最初に取り組んだのは、朝の混雑緩和でした。妻と私、そして子どもたちが同時に準備を始めると、洗面所の前に行列ができていたのです。

解決策として試したのが「準備の分散化」。洗面所には洗顔や歯磨き用の機能を残し、身だしなみを整える鏡とドライヤーの設置場所を別の場所に移動させました。具体的には、寝室にドレッサーを置き、子ども部屋にも小さな鏡コーナーを作ったのです。

これは、タクシー乗り場での効率的な配車システムからヒントを得たアイデアでした。一カ所に集中させるのではなく、機能を分散させることで、スムーズな流れを作る。この小さな工夫だけで、朝の家族の動きがずいぶんとスムーズになりました。

 

もうひとつ効果的だったのは、キッチンと食卓の配置です。妻は料理が好きで、私も休日には料理を担当します。

当初は対面キッチンにこだわっていましたが、実際に使ってみると、料理する人の背中側に十分なスペースがないことが問題でした。そこで、アイランド型に変更したことで、家族が手伝いやすくなり、会話をしながら料理ができるようになりました。

 

また、リビングには家族が自然に集まれるコーナーを作りました。テレビの位置を変え、ソファの配置を工夫し、どこに座っても会話がしやすい角度に調整したのです。

読書好きの私は、リビングの一角に小さな本棚と一人掛けの椅子を置きました。これにより、家族と同じ空間にいながらも、一人の時間も大切にできるようになりました。

 

 

全員が使いやすい収納のコツ

収納については、「取り出しやすさ」と「戻しやすさ」を最重視しました。どんなに収納量が多くても、使いづらければ意味がありません。特に効果的だったのは、「使用頻度による分類」です。

 

例えば、キッチンでは毎日使うお椀や箸類は手の届きやすい位置に。週に1-2回使う調理器具は少し奥に。年に数回しか使わないホームパーティー用の大皿などは、最も取り出しにくい場所に配置しました。

この考え方は、タクシーの車内での道具の配置から学んだものです。頻繁に使うものは手の届く範囲に、緊急時にだけ必要なものは別の場所に、という発想です。

 

玄関の収納も工夫しました。家族全員分の靴をすべて見せるのではなく、今のシーズンに使う靴だけを出し、オフシーズンのものはクローゼットの上段に収納。これにより、玄関がすっきりと片付き、靴選びの時間も短縮されました。

 

子どもたちの学用品や私の仕事道具も、「帰宅したらここに置く」という定位置を決めました。タクシーの乗務を終えた後、次の出勤のために必要なものを決まった場所に置いておく習慣が、家でも役立ちました。定位置を決めておくことで、朝の「あれどこ?」という焦りから解放されたのです。

 

さらに収納の見直しで大切にしたのは、「見えない収納」と「見せる収納」のバランスです。すべてを隠してしまうと無機質な空間になりがちですが、かといって何でも出しておくと散らかって見えます。

我が家では、家族の思い出の品や読みかけの本など、心が温まるものは敢えて見える場所に。日用品や書類などは、すっきりと隠す収納を選びました。

 

 

快適な住まいづくりの本質

振り返ってみれば、私たち家族が行ってきた住まいの工夫は、大掛かりなリフォームではなく、小さな改善の積み重ねでした。完璧を求めるのではなく、家族のライフスタイルに合わせて少しずつ調整していくことが、結果的に全員が快適に過ごせる空間を作り出したのです。

どんなに理想的な間取りや収納を計画しても、実際に生活してみないとわからないことがあります。大切なのは、家族で話し合いながら、暮らしやすさを追求する姿勢ではないでしょうか。新居づくりにおいても、完成後の調整の余地を残しておくことをお勧めします。

家は、家族と共に成長していくものだと私は思います。皆さんも、理想を追いかけるあまり疲れてしまうことなく、家族全員が「帰りたくなる場所」を、小さな工夫から作っていってください。

 

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