毎年日本シリーズが終わり、1年間の全日程が終了した後に発表されるのが正力松太郎賞ですが、野球ファンならばいざ知らず、一般的には言葉は聞いたことがあっても、どんな賞なのか、どんな人が受賞するのか、賞金はあるのかなど知っている人は、私を含めて少ないのではないかと思って、詳しく調べてみました。2023年11月 更新
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正力松太郎賞(しょうりきまつたろうしょう)とは
正力松太郎賞は、毎年、その年の日本プロ野球の発展に大きく貢献した人物に贈られる賞のこと。通称は「正力賞」と呼ばれています。
・受賞対象者(貢献した人物)は、監督、コーチ、選手、審判に贈られます。
2022年度の正力賞は、26年ぶりにオリックスを優勝に導いた中嶋聡監督に。
特別賞には、史上最年少で三冠王に輝き、
王貞治氏らの記録を抜く56本塁打放ったヤクルトの村上宗隆内野手に。
・選考方法は、日本野球機構コミッショナーから委託された
「正力松太郎生選考委員会」での審議によってシーズン終了後に選ばれます。
・現在の選考委員は、
王貞治(ソフトバンク球団会長)
山本浩二(元広島監督)
門田隆将(ノンフィクション作家)
高田繁(元ヤクルト監督)
辻発彦(前西武監督)
歴史的には、1977年に創設されています。
現在の日本プロ野球の前身(大日本東京野球俱楽部、東京巨人軍)の生みの親である正力松太郎(元読売新聞社社主)の業績をたたえるために創設。
それ以来、毎年表彰されています。
正力松太郎賞の凄さは、「日本球界最高の賞」だというところにあると思います。
読売新聞社では「日本球界最高の賞」と位置付けています。
歴代の受賞者と賞金
受賞者には、金メダルと賞金500万円が贈られます。
これまでの50人の受賞者を見ると、圧倒的に日本シリーズで優勝した監督さんが多いですね。
受賞者の特徴
5回の最多受賞者は 工藤公康
4回の受賞者は、 王貞治
3回の受賞者は イチロー、原辰徳、秋山幸二
2回の受賞者は 広岡 達朗、藤田元司、森祇晶
星野 仙一
まとめ
正力松太郎賞は、「日本球界最高の賞」だということ。
どちらかと言えば裏方のイメージが強いコーチ、審判の人たちの受賞者が全然いないというのは、ちょっと淋しいですね。
「その年の日本プロ野球の発展に大きく貢献した人物」という選出基準に当てはまらないようならば、コーチ、審判の人たちの功績をたたえる賞を別に創設すればいいと思いました。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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