ものすごい勢いで、最年少記録を更新し続ける藤井聡太棋士。更新の記録数もすごい数になってきましたので、記録別・年代別にまとめてみました。「永世棋聖」獲得の最年少記録を達成しましたので追加しました。
タイトル獲得・防衛、勝利数の記録
2024年
8月28日(水)
・永世王位資格を獲得。
・史上最年少22歳1カ月で、永世称号の複数獲得。史上5人目。
これまでの記録は、羽生善治九段(53)の24歳9か月。
これまでの永世称号の複数獲得者は
羽生善治(永世七冠)
大山康晴(永世五冠)
中原誠(永世五冠)
渡辺明(永世二冠)
7月1日(月)
・史上最年少21歳11カ月で、永世棋聖資格を獲得。史上6人目。
これまでの記録は
中原誠 永世棋聖の23歳11か月(1971年)
羽生善治 永世棋王の24歳5か月(1995年)
渡辺明 24歳7か月(2008年)
大山康晴 永世名人33歳3か月(1956年)故人
2023年
10月11日(水)
・史上最年少21歳2カ月で、史上初の八大タイトル全冠制覇。
・同時に、王座の最年少記録(21歳11カ月)も更新。
これまでの記録は
全冠制覇は、羽生善治九段(53歳)が1996年に七冠を独占して以来。
羽生善治九段(53)の保持していた王座の最年少記録(21歳11カ月)を31年0カ月ぶりに更新。
6月1日(木)
・史上最年少20歳10か月で名人位獲得。
これまでの記録は、
1983年、谷川浩司十七世名人(61)が達成した最年少記録(21歳2カ月)で、40年ぶりに更新。
・史上最年少(20歳10か月)で7冠も達成。
これまでの記録は、
1996年、羽生善治九段(52)が達成した最年少記録(25歳4か月)も更新。
羽生善治九段(52)以来、史上2人目の「七冠」達成です。
5月6日(土)
タイトル戦50勝の節目も、所要62局の史上最速で達成。
これまでの所要78局でのタイトル戦50勝を大幅更新。
年齢でも、当時23歳11カ月の羽生を、20歳9カ月の藤井が3年以上短縮。
3月19日(日)
史上最年少(20歳8カ月)で6冠達成。
第48期棋王戦五番勝負で渡辺明棋王(38歳)に3勝1杯で勝利しての達成。
これまでの記録は、
1994年羽生善治9段が達成した最年少記録(24歳2カ月)を更新。
史上2人目の第6冠保持者です。
3月12日
史上最年少(20歳7カ月)での王将初防衛を達成。
これまでの記録は
1987年第36期、中村修九段(60)の持つ24歳4か月。
3年9カ月ぶりの更新となりました。
2022年
9月6日
藤井聡太5冠(20歳1か月)は、
◆タイトル獲得10期の最年少記録を更新!しかも最速で!
これまでの最年少は、羽生善治九段(51歳)の23歳4か月でした。
最速は、中原誠16世名人(75歳)の4年0カ月。
2月13日
藤井聡太4冠(19歳6カ月)は、一気に3つの最年少記録を更新!
◆最年少王将の獲得記録を36年ぶり、3年6カ月も更新しました。
これまでは、中村修九段(59)の23歳4カ月でした。
中村修九段(59)が六段時代、3冠だった中原誠16世名人(74)から奪取した記録。
◆最年少5冠の獲得記録を29年ぶり、3年4カ月も更新。
これまでは、羽生善治九段(51)の22歳10カ月でした。
1993年の王位戦で達成した記録。
◆10代の最年少記録をも達成。
これからは、全冠制覇への期待がますます高まり、将棋界は一層ざわつく時代に突入だ
1月10日
藤井聡太四冠(19歳5か月)は
第71期〇ALSOK杯王将戦の七番勝負第1局目の勝利で王将戦7番勝負における第1局勝利の最年少勝利記録を更新。
これまでの最年少記録、豊島将之九段(31歳)のもつ20歳8か月を1年3か月更新。
2021年
11月13日
〇34期竜王戦七番勝負を4連勝のストレート勝ちで竜王となり、王位・棋聖・叡王・竜王の四タイトル保持者として歴代最年少(19歳3カ月)記録を更新しました。
これまでの最年少記録は、羽生善治九段(51)が1993年に達成した22歳9カ月で、28年ぶりの大幅な更新となりました。
これで序列トップとなり、全棋士の頂点に君臨することに。
9月13日
〇王位・棋聖・叡王の三タイトル保持者の歴代最年少(19歳1カ月)記録を更新しました。
これまでの最年少記録は、羽生善治九段(50)が1993年に達成した22歳3カ月で、28年ぶりの更新。
三つのタイトルを同時に保持する三冠は史上10人目で、歴代最年少(19歳1カ月)で達成した。
7月3日
〇タイトル最年少防衛(18歳11か月14日)記録を更新。
18歳11か月14日は、屋敷伸之九段(49歳)が1991年の棋聖戦で達成した最年少記録(19歳0カ月7日)を30年ぶりに更新しました。
〇タイトル通算3期による最年少九段昇段の記録をも更新。
18歳11か月14日は、2005年の渡辺三冠の21歳7カ月を大幅に更新。
2020年
7月20日
二冠保持と八段昇段を達成しました。
タイトル二冠保持最年少記録(21歳3カ月)を更新。
八段昇段の最年少記録(18歳3か月)を更新
6月8日
タイトル挑戦の最年少記録(17歳10か月20日)を更新。
第91期棋聖戦の6月4日の挑戦者決定戦で勝利し、6月8日に第91期棋聖戦第1局が行われたことにより、最年少記録を更新することになりました。
追記7月16日
第91期棋聖戦五番勝負の第4局で藤井聡太七段が勝利し、見事に「タイトル獲得最年少記録」(18歳6カ月)を30年ぶりに更新しました。おめでとうございます!
藤井聡太七段は、この7月の19日に18歳の誕生日を迎えます。
現在のところ「タイトル獲得最年少記録」は、1990年に屋敷伸之九段(48)が達成した18歳6カ月です。
今行われている第91期棋聖戦五番勝負の第4局で、2勝1敗の藤井聡太七段が勝てば、17歳11カ月で「タイトル獲得最年少記録」を更新します。同時に初のタイトル獲得となります。
獲得賞金・対局料
2023年2月4日
史上最年少(20歳)で1億円プレイヤーの記録を更新。
1億2205万円(獲得賞金・対局料)プロ入り6年目、20歳での達成。しかも最速で達成です。
これまでの記録は、
1993年の羽生善治九段(52)の1億63万円。プロ入り8年目の23歳での達成でした。
昇段の記録
2018年
5月18日
七段昇段の最年少(15歳9か月)記録を更新。
第31期竜王戦で4組への昇級を決めて、記録を更新。
1年間に3回昇段したのは、現行制度では藤井がただ一人です。
2月17日
一般棋戦優勝、全棋士参加棋戦優勝、六段昇段の3つの最年少(15歳6か月)記録を更新。
第11回朝日杯将棋オープン戦で優勝し、3つの最年少記録を更新しました。
中学生での六段昇段・一般棋戦優勝は、いずれも藤井が史上初。
2016年
12月24日
史上最年少(14歳5か月)で公式戦初勝利の記録を更新。
第30期竜王戦6組のランキング戦、しかもプロデビュー戦で加藤一二三との対局で勝利。
2016年10月1日
史上最年少(14歳2か月)で四段に昇段。プロ棋士となる。
加藤一二三が持つ、1954年8月1日に14歳7か月で四段昇段の記録を62年ぶりに更新。
2015年10月18日
史上最年少(13歳2か月)で奨励会三段に昇段。この時中学1年生。
昇級の記録
2018年
3月15日
決勝戦で勝利し10戦全勝。C級2組を初参加で全勝と五段昇段、C級1組昇級は、中学生ではいずれも藤井が史上初となる記録です。
2月1日
第76期順位戦C級2組で単独1位の9勝0敗で、C級1組へ昇級。
通算成績の記録
2022年
12月24日
◆第81期名人戦A級順位戦にて勝利し
通算300勝の最年少・最速記録を更新しました。
・20歳5か月(59敗、勝率8割3分6厘)
・プロ入りから6年2カ月
・勝率8割超えも初めての記録です。
これまでの最年少は、羽生善治九段(52歳)でした。
・21歳7か月(95敗、勝率7割5分9厘)
これまでの最速記録も、羽生善治九段(52歳)でした。
・プロ入りから6年4か月
11月20日
藤井聡太五冠(20歳4か月)は
◆第43回将棋日本シリーズJTプロ公式戦で初優勝。
最年少記録を更新しました。
これまでの最年少は、羽生善治九段(52歳)の21歳2か月でした。
これは31年ぶりに更新する最年少記録になりました。なお、小学3年生時に「こども大会」で優勝しているため、初のダブル優勝者にもなりました。
9月6日
藤井聡太5冠(20歳1か月)は、
◆タイトル獲得10期の最年少記録を更新!しかも最速で!
これまでの最年少は、羽生善治九段(51歳)の23歳4か月でした。
最速は、中原誠16世名人(75歳)の4年0カ月。
2020年
11月20日
プロ公式戦通算200勝を達成。(18歳4か月)31年ぶりに更新。
通算200勝の最年少記録(19歳1ヶ月 羽生善治九段)
18歳4か月での通算200勝は、羽生善治九段が19歳1か月で達成した最年少記録をおよそ31年ぶりに更新しました。
2018年
12月12日
通算100勝の最年少(16歳4か月)記録を更新。
第27期銀河戦で勝利して、永世称号獲得者・中学生棋士の中では、歴代最速・最高勝率で更新。
この年の活躍は、凄まじいですね。どこまで記録を更新するのか、楽しみでもあります。
通算100局の最年少(16歳0か月)記録を更新。
この日の第77期順位戦C級1組の対局によって記録を更新するとともに、この時点で勝敗数(85勝15敗)と勝率(0.850)においても、中原誠十六世名人と並ぶ歴代1位を達成。
2017年
11月21日
中学生棋士の中での通算50勝の史上最年少(15歳4か月)記録を更新。
これまでの記録は、羽生善治の1987年4月に達成した16歳6か月でした。
6月26日
歴代最多連勝記録(29連勝)を更新。
この日行われた竜王戦本戦1回戦で勝利し、デビューから無敗のままで記録を更新。
連覇記録
2019年
5月31日
竜王戦のランキング戦における3期連続優勝を果たす。
プロデビュー後の初参加からの3期連続優勝の達成は史上初の記録です。
2月16日
一般棋戦連覇の最年少(16歳6か月)記録を更新。
第12回朝日杯将棋オープン戦で優勝して2連覇を達成。
以上
「藤井聡太の最年少記録の記録別・年代別一覧まとめ」でした。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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