ものすごい勢いで、最年少記録を更新し続ける藤井聡太棋士。更新の記録数もすごい数になってきましたので、記録別・年代別にまとめてみました。
タイトル獲得・防衛、勝利数の記録
2023年
6月1日(木)
・史上最年少20歳10か月で名人位獲得。
これまでの記録は、
1983年、谷川浩司十七世名人(61)が達成した最年少記録(21歳2カ月)で、40年ぶりに更新。
・史上最年少(20歳10か月)で7冠も達成。
これまでの記録は、
1996年、羽生善治九段(52)が達成した最年少記録(25歳4か月)も更新。
羽生善治九段(52)以来、史上2人目の「七冠」達成です。
5月6日(土)
タイトル戦50勝の節目も、所要62局の史上最速で達成。
これまでの所要78局でのタイトル戦50勝を大幅更新。
年齢でも、当時23歳11カ月の羽生を、20歳9カ月の藤井が3年以上短縮。
3月19日(日)
史上最年少(20歳8カ月)で6冠達成。
第48期棋王戦五番勝負で渡辺明棋王(38歳)に3勝1杯で勝利しての達成。
これまでの記録は、
1994年羽生善治9段が達成した最年少記録(24歳2カ月)を更新。
史上2人目の第6冠保持者です。
3月12日
史上最年少(20歳7カ月)での王将初防衛を達成。
これまでの記録は
1987年第36期、中村修九段(60)の持つ24歳4か月。
3年9カ月ぶりの更新となりました。
2022年
9月6日
藤井聡太5冠(20歳1か月)は、
◆タイトル獲得10期の最年少記録を更新!しかも最速で!
これまでの最年少は、羽生善治九段(51歳)の23歳4か月でした。
最速は、中原誠16世名人(75歳)の4年0カ月。
2月13日
藤井聡太4冠(19歳6カ月)は、一気に3つの最年少記録を更新!
◆最年少王将の獲得記録を36年ぶり、3年6カ月も更新しました。
これまでは、中村修九段(59)の23歳4カ月でした。
中村修九段(59)が六段時代、3冠だった中原誠16世名人(74)から奪取した記録。
◆最年少5冠の獲得記録を29年ぶり、3年4カ月も更新。
これまでは、羽生善治九段(51)の22歳10カ月でした。
1993年の王位戦で達成した記録。
◆10代の最年少記録をも達成。
これからは、全冠制覇への期待がますます高まり、将棋界は一層ざわつく時代に突入だ
1月10日
藤井聡太四冠(19歳5か月)は
第71期〇ALSOK杯王将戦の七番勝負第1局目の勝利で王将戦7番勝負における第1局勝利の最年少勝利記録を更新。
これまでの最年少記録、豊島将之九段(31歳)のもつ20歳8か月を1年3か月更新。
2021年
11月13日
〇34期竜王戦七番勝負を4連勝のストレート勝ちで竜王となり、王位・棋聖・叡王・竜王の四タイトル保持者として歴代最年少(19歳3カ月)記録を更新しました。
これまでの最年少記録は、羽生善治九段(51)が1993年に達成した22歳9カ月で、28年ぶりの大幅な更新となりました。
これで序列トップとなり、全棋士の頂点に君臨することに。
9月13日
〇王位・棋聖・叡王の三タイトル保持者の歴代最年少(19歳1カ月)記録を更新しました。
これまでの最年少記録は、羽生善治九段(50)が1993年に達成した22歳3カ月で、28年ぶりの更新。
三つのタイトルを同時に保持する三冠は史上10人目で、歴代最年少(19歳1カ月)で達成した。
7月3日
〇タイトル最年少防衛(18歳11か月14日)記録を更新。
18歳11か月14日は、屋敷伸之九段(49歳)が1991年の棋聖戦で達成した最年少記録(19歳0カ月7日)を30年ぶりに更新しました。
〇タイトル通算3期による最年少九段昇段の記録をも更新。
18歳11か月14日は、2005年の渡辺三冠の21歳7カ月を大幅に更新。
2020年
7月20日
二冠保持と八段昇段を達成しました。
タイトル二冠保持最年少記録(21歳3カ月)を更新。
八段昇段の最年少記録(18歳3か月)を更新
6月8日
タイトル挑戦の最年少記録(17歳10か月20日)を更新。
第91期棋聖戦の6月4日の挑戦者決定戦で勝利し、6月8日に第91期棋聖戦第1局が行われたことにより、最年少記録を更新することになりました。
追記7月16日
第91期棋聖戦五番勝負の第4局で藤井聡太七段が勝利し、見事に「タイトル獲得最年少記録」(18歳6カ月)を30年ぶりに更新しました。おめでとうございます!
藤井聡太七段は、この7月の19日に18歳の誕生日を迎えます。
現在のところ「タイトル獲得最年少記録」は、1990年に屋敷伸之九段(48)が達成した18歳6カ月です。
今行われている第91期棋聖戦五番勝負の第4局で、2勝1敗の藤井聡太七段が勝てば、17歳11カ月で「タイトル獲得最年少記録」を更新します。同時に初のタイトル獲得となります。
獲得賞金・対局料
2023年2月4日
史上最年少(20歳)で1億円プレイヤーの記録を更新。
1億2205万円(獲得賞金・対局料)プロ入り6年目、20歳での達成。しかも最速で達成です。
これまでの記録は、
1993年の羽生善治九段(52)の1億63万円。プロ入り8年目の23歳での達成でした。
昇段の記録
2018年
5月18日
七段昇段の最年少(15歳9か月)記録を更新。
第31期竜王戦で4組への昇級を決めて、記録を更新。
1年間に3回昇段したのは、現行制度では藤井がただ一人です。
2月17日
一般棋戦優勝、全棋士参加棋戦優勝、六段昇段の3つの最年少(15歳6か月)記録を更新。
第11回朝日杯将棋オープン戦で優勝し、3つの最年少記録を更新しました。
中学生での六段昇段・一般棋戦優勝は、いずれも藤井が史上初。
2016年
12月24日
史上最年少(14歳5か月)で公式戦初勝利の記録を更新。
第30期竜王戦6組のランキング戦、しかもプロデビュー戦で加藤一二三との対局で勝利。
2016年10月1日
史上最年少(14歳2か月)で四段に昇段。プロ棋士となる。
加藤一二三が持つ、1954年8月1日に14歳7か月で四段昇段の記録を62年ぶりに更新。
2015年10月18日
史上最年少(13歳2か月)で奨励会三段に昇段。この時中学1年生。
昇級の記録
2018年
3月15日
決勝戦で勝利し10戦全勝。C級2組を初参加で全勝と五段昇段、C級1組昇級は、中学生ではいずれも藤井が史上初となる記録です。
2月1日
第76期順位戦C級2組で単独1位の9勝0敗で、C級1組へ昇級。
通算成績の記録
2022年
12月24日
◆第81期名人戦A級順位戦にて勝利し
通算300勝の最年少・最速記録を更新しました。
・20歳5か月(59敗、勝率8割3分6厘)
・プロ入りから6年2カ月
・勝率8割超えも初めての記録です。
これまでの最年少は、羽生善治九段(52歳)でした。
・21歳7か月(95敗、勝率7割5分9厘)
これまでの最速記録も、羽生善治九段(52歳)でした。
・プロ入りから6年4か月
11月20日
藤井聡太五冠(20歳4か月)は
◆第43回将棋日本シリーズJTプロ公式戦で初優勝。
最年少記録を更新しました。
これまでの最年少は、羽生善治九段(52歳)の21歳2か月でした。
これは31年ぶりに更新する最年少記録になりました。なお、小学3年生時に「こども大会」で優勝しているため、初のダブル優勝者にもなりました。
9月6日
藤井聡太5冠(20歳1か月)は、
◆タイトル獲得10期の最年少記録を更新!しかも最速で!
これまでの最年少は、羽生善治九段(51歳)の23歳4か月でした。
最速は、中原誠16世名人(75歳)の4年0カ月。
2020年
11月20日
プロ公式戦通算200勝を達成。(18歳4か月)31年ぶりに更新。
通算200勝の最年少記録(19歳1ヶ月 羽生善治九段)
18歳4か月での通算200勝は、羽生善治九段が19歳1か月で達成した最年少記録をおよそ31年ぶりに更新しました。
2018年
12月12日
通算100勝の最年少(16歳4か月)記録を更新。
第27期銀河戦で勝利して、永世称号獲得者・中学生棋士の中では、歴代最速・最高勝率で更新。
この年の活躍は、凄まじいですね。どこまで記録を更新するのか、楽しみでもあります。
通算100局の最年少(16歳0か月)記録を更新。
この日の第77期順位戦C級1組の対局によって記録を更新するとともに、この時点で勝敗数(85勝15敗)と勝率(0.850)においても、中原誠十六世名人と並ぶ歴代1位を達成。
2017年
11月21日
中学生棋士の中での通算50勝の史上最年少(15歳4か月)記録を更新。
これまでの記録は、羽生善治の1987年4月に達成した16歳6か月でした。
6月26日
歴代最多連勝記録(29連勝)を更新。
この日行われた竜王戦本戦1回戦で勝利し、デビューから無敗のままで記録を更新。
連覇記録
2019年
5月31日
竜王戦のランキング戦における3期連続優勝を果たす。
プロデビュー後の初参加からの3期連続優勝の達成は史上初の記録です。
2月16日
一般棋戦連覇の最年少(16歳6か月)記録を更新。
第12回朝日杯将棋オープン戦で優勝して2連覇を達成。
以上
「藤井聡太の最年少記録の記録別・年代別一覧まとめ」でした。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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