有名人の麻薬所持や使用で逮捕・起訴された場合などに、よく耳にした「保釈金」という言葉。正確には「保釈保証金」。気になる値段や金額の決め方、使い道や過去最高額など調べてみました。
保釈保証金とは
「保釈保証金」は現金で納付するのが基本です。
有価証券や保釈保証書(日本保釈支援協会)でも可能です。
保釈保証金とは、被告人が保釈中に、逃亡したり、証拠隠滅を図ったりすることを防ぐために、担保として裁判所に一旦預ける金銭のことです。
仮に被告人が逃亡したり、証拠隠滅やその他保釈条件に違反したりした場合には保釈金は没収されます。
没収されなければ、たとえ有罪判決を受けたとしても全額返還されます(刑事訴訟法規則第91条2号参照)。
ちなみに
保釈とは、起訴されて身柄を拘束されている被告人に対し、被告人が一定の要件を満たしているときに、裁判所が、住居限定や保証金の納付を条件として、被告人の身柄の拘束を解く制度のことです。
原則として保釈は、権利として認められていますが、刑事事件の一審判決で実刑判決を受けると、裁判所の裁量による保釈のみが認められるようになります。
保釈金の値段と決め方
保釈保証金の相場は一般的な事件では150万円から300万円程度といわれて
います。
「その金額は、犯罪の性質・情状、証拠の証明力、被告人の性格・資産を考慮して」
(刑事訴訟法93条1項、2項)、基本的には裁判官が職権で決めることになってます。
目安は、保釈される被告人の逃亡のおそれがないような金額が設定されるようです。
現実的なところでは、被告人又はその親族、友人等で準備することができる範囲の金額で保釈が認められるよう事前に弁護士が裁判官と交渉しているようです。
でなければ、権利としての保釈が認められたとしても、保釈保証金が準備できないと身柄は拘束されたままですですからね。
保釈金の計算方法はあるの
これといった正確な計算方法や式のようなものは見当たりませんでした。
保釈金の使い道と過去最高額
没収された保釈保証金は、国庫の雑収入(勘定科目は懲罰及び没収金)として歳入扱いになります。
保釈保証金の過去最高額は
保釈保証金ランキング 保釈 - Wikipedia
まとめ
法律用語は、分かりづらいので優しい解説サイトで調べてみました。
有名人や芸能人の高額な保釈保証金が目につきますが、一般市民の場合では「被告人又はその親族、友人等で準備することができる範囲の金額」で決められるようなので、万が一の場合でも保釈請求ができるということが分かりました。
調べる中で、実刑判決を受けた場合でも、控訴や上告の段階で、保釈請求ができるということも分かりました。
この時は、許可の条件が厳しくなるのと、保釈金の額が多くなることも。
勉強になりました。なにより、法律のことですので、不正確な表現などありましたら、どなたでも、ご指導いただければ幸いです。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
関連記事
競馬の引退式!費用はいくらで必要な条件はあるのか?何をするのか
クオカードの(種類・金額・最高額)や手数料はどうなってるのかな!