夏本番!冷たいビールには、おつまみの定番といえば、枝豆ですよね。今では冷凍技術の向上で年中食べることができます。今回は、枝豆の栄養やお酒との相性が良いだけでなく科学的根拠も発見。
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枝豆1粒のカロリーとタンパク質
◆カロリー
・枝豆のカロリーは1粒約1kcal。
・一さやだいたい3〜4粒入っているので3〜4kcal。
◆タンパク質
・枝豆のタンパク質は1粒11.5g。
◆重さ
・1粒およそ1gです。
枝豆の主な栄養と効果・効能
〇栄養
・たんぱく質 11.5g
・脂質 5.8g
・炭水化物 8.9g
糖質 4.3g
・食物繊維 4.6g
・イソフラボン
・サポニン
・カリウム 490mg
・メチオニン
・ビタミンC 15mg
※茹でた枝豆100gあたりの成分量です。
〇効果・効能
タンパク質が100gあたり11.5gも含まれています。植物性の食品では大豆次ぐ含有量ではないでしょうか。
低糖質、低カロリーなところがいいですね。
イソフラボンという栄養素が、女性ホルモンと非常に似た働きをすることが知られています。
イソフラボンを摂取することで、乳がんや卵巣がんの発症を抑制効果が期待できます。骨密度を上昇させる効果もあるので、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
食物繊維も豊富で、消化されにくいため、糖質の吸収を抑える効果もあり、血糖値の上昇が穏やかになり、インスリンの分泌が抑えられます。そのため脂肪の分解が促進され、ダイエットにも効果があります。
カリウムも豊富で、体内の水分量を調節してくれる働きがあり、余分な水分を排泄してくれる効果があります。むくみの解消になります。
メチオニンが含まれています。メチオニンはアルコールの分解を助ける働きがあるとされていますので、つまみには、最適な食べ物ですね。
抗酸化作用のあるビタミンC、サポニンの栄養価も高い。
食物繊維が豊富な枝豆は、食事の前に食べることで食べ過ぎを抑えることもできます。食物繊維は、満腹感が得られやすい効果があるんですね。血糖値上昇を抑える効果も。
枝豆の豆知識
◆種類と分類
種類
枝豆は、大きく分けて3つのタイプに分類されます。それぞれの種皮やサヤのうぶ毛の色により、「白毛豆(青豆)」「茶豆」「黒豆」として区別されています。
分類
枝豆は豆類に分類されずに、緑黄色野菜として分類されます。
糖尿病の食事療法では、140g以上でタンパク質に分類されます。
◆枝豆の人気レシピの一つは、塩ゆでです。
・ゆでやすい分量 枝豆1袋(約250g)
・塩の量 水に対して約4%が目安
水1Lくらいに塩大さじ2と覚えておきましょう。
・茹で時間
枝豆はさっと洗ってから水気を切ってボウルに移します。
4%の塩の半分を枝豆にふりかけ、塩もみをします。
鍋に水1Lほどを入れて沸かし、残りの塩を加えて沸騰させます。
沸いたら塩がついたままの枝豆を入れます。
再沸騰したら火を少し弱め、4〜6分ゆでます。
まとめ
今回の調べでの第1の発見は、枝豆にはアルコールの分解を助ける働きがあるとされる「メチオニン」という栄養素が含まれているということです。
冷えたビールのおつまみには、相性が良いというだけでなく、科学的な根拠もあったんですね。
枝豆は日本食品標準成分表によると野菜類に分類されていますが、糖尿病治療での食品交換表によると、大量に食べる場合は、たんぱく質に分類されています。
量の線引きは不明。
優れた栄養素が豊富な枝豆!食べないともったいないですね。
参考資料
文部科学省ホームページ「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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