粉と紛という漢字は、読み方が「ふん」で同じことから使い方を間違えやすいですね。皆さんは、そんな経験ありませんか?私はよくあります。そこで今回は、粉と粉の語源を知れば、その意味や違いも分かって、使い方の間違いも無くなるのではないかと思って調べてみました。2022年4月
粉と紛の語源
粉の語源
「横線が穀物の穂、六点がその実、米」の象形(「米」の意味)と「刀で切り分ける」象形から米をくだきわけたものとなり、「こな」を意味する「粉」という漢字が成り立ちました。「粉」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習
この漢字は、小学4年生で学びます。
紛の語源
「より糸」の象形と「2つに分れている物の象形と刀の象形」(「分れる」の意味)から、糸が2つに分れてしまってまとまらない事を意味し、そこから、「みだれる」を意味する「紛」という漢字が成り立ちました。
この漢字は、中学で学びます。
粉と紛の意味
粉の意味
・砕けて非常に細かくなったもの。
・みることができないほど小さい粒の集まり。といった意味があります。
他にもこんな意味もあるんですね。
・「おしろいをつける」、「化粧する」「白い」。
・「色どる(色をつける)」など、結構広い意味がありますね。
紛の意味
・入りみだれる。ごたごた。
・まぎれる。見分けがつかなくなる。
粉と紛の使い方・読み方
〇粉の場合
使い方は「粉末・粉乳・花粉・粉飾・金粉・銀粉・魚粉」などの漢字はよく見かけます
読み方は
・音読み 「ふん」
・訓読み 「こ」、「こな」
〇紛の場合
使い方は「紛争、内紛、紛失、紛糾」などの2字熟語はよく見かけますね。
「気が紛れる」といった使い方も。
読み方は
・音読み 「ふん」
・訓読み 「まぎ(らす)」、「まぎ(らわしい)」、「まぎ(れる)」
粉と紛の違い
米偏の粉は、非常に細かくなったもの。化粧する(の意味は発見だ)。
糸偏の紛は、まぎれる。見分けがつかなくなる。
主な意味の違いさえ覚えておけば、使い方を間違えることはなさそうですね。
まとめ
米偏の粉の「おしろいをつける」とか「化粧する」といった意味があるとは、今回の調べでの新しい発見でした。
漢字の使い方を間違わないように、今後も紛らわしい漢字を見つけては調べてみたいと思います。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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