陸上競技の中で最も人気が高くて、花形競技である「100メートル」。今回は、陸上女子100メートルの世界記録の推移を現在的、歴史的に見てみるとともに、時速に換算すると何kmなるのか男女で比べてみました。
女子100メートル 世界記録の推移(現代と歴史)
タイム | 風速 | 名前 | 所属 | 場所 | 日付 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10秒49 | ±0.0 | フローレンス・グリフィス=ジョイナー | アメリカ合衆国 | インディアナポリス | 1988年7月16日 |
2 | 10秒64 | +1.2 | カーメリタ・ジーター | アメリカ合衆国 | 上海 | 2009年9月20日 |
3 | 10秒65A | +1.1 | マリオン・ジョーンズ | アメリカ合衆国 | ヨハネスブルグ | 1998年9月12日 |
4 | 10秒70 | +0.6 | シェリー=アン・フレーザー=プライス | ジャマイカ | キングストン | 2012年6月29日 |
+0.3 | エレーン・トンプソン | ジャマイカ | キングストン | 2016年7月1日 | ||
6 | 10秒73 | +2.0 | クリスティーン・アーロン | フランス | ブダペスト | 1998年8月19日 |
7 | 10秒74 | +1.3 | マリーン・オッティ | ジャマイカ | ミラノ | 1996年9月7日 |
+1.0 | イングリッシュ・ガードナー | アメリカ合衆国 | ユージーン | 2016年7月3日 | ||
9 | 10秒75 | +0.4 | ケロン・スチュワート | ジャマイカ | ローマ | 2009年7月10日 |
+1.6 | シャカーリ・リチャードソン | アメリカ合衆国 | オースティン | 2019年6月8日 | ||
世界陸連(IAAF)記録参照[4] |
- ドーピング疑惑に伴い、マリオン・ジョーンズの2000年以降の記録は抹消されているが、1998年の公式記録は残っている。
風速(m/s)は追い風を+で、向かい風を-で表記しています。
女性が到達した現在の最速は
1988年にアメリカのフローレンス・グリフィス=ジョイナー 選手が出した
10秒49
が女性ランナーの現代の最高記録です。32年間破られていません。
凄い!
歴史的に見ると
女子が10秒台に突入したのは1977年で、東ドイツの マルリース・エルスナー選手が出したその時の記録が
10秒88 +2.0m/s(追い風)です。
1988年に10秒70の壁を突破して、一気に10秒50のかべを突破したのもジョイナー選手で、同年に現在の世界最高の記録を達成しています。
時速に換算すると(男女比)
世界最速、人類最速の9秒58の時速換算は、37.58km/h。
女子の世界最速は、時速に換算換算すると、34.3km/h。
やはり、男女の体力の差は如何ともし難いですね。
まとめ
女子100メートルの世界記録の推移を見てきて、男子の場合は記録を更新する間隔が短く、女子の場合は記録を更新する間隔が長いですね。やはり体力差でしょうか。
記録の更新の期待されるのは今のところ、マリー・ジョゼ・タ・ルー、ミュリエル・アウレのコートジボワール出身の2人が優勢のようです。
陸上女子100メートルも、男子同様に、記録の更新を楽しみにレースを応援しましょう。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました(感謝)
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